今年もやってきました!新子(シンコ)の季節。
足が早く、高知の人も食べるのが難しい幻の魚・新子は、わずか数週間しか味わえません。
今回は、漁港が近い 大正市場 と ひろめ市場 で食べた新子を食べ比べながら、実食レビューをお届けします。
アクセス方法やおすすめのお店、値段なども詳しく紹介するので、ぜひ日帰りやプチ旅行の参考にしてください🚕💨
新子(シンコ)ってどんな魚?

「新子」とは主に夏から秋にかけて獲れるソウダガツオの幼魚で、高知では夏のほんの短い時期だけ食べられる幻の魚です。高知ではソウダガツオを「メジカ」と呼び、その1年未満の幼魚が「新子」にあたります。
鮮度が命で、漁港近くでもすぐに傷んでしまうため、「朝釣った魚は昼までに食べろ」と言われるほど。そのため、県外に出回ることはほとんどなく、漁港や市場など地元でしか味わえず地元の人でも食べられる機会は限られています。
さらに新子が食べられる時期は『8月から9月』の約1ヶ月だけ!
幻とはまさにこのことで、夏になると高知県民は『今年、新子食べたかえ?』と新子の話題が増え始めます。
大正市場で新子を食べてみた実食レポ
新子の時期が終わる直前の9月10日、バタバタと新子を食べに行ってきました!
新子を食べるなら、絶対久礼の大正市場!

私たち夫婦は平日の10:30頃に到着。賑わってはいましたが、人混みしんどいというほどではなかったです。土日は人やばいと思います。


4軒ほど新子を捌く店がありました。
ちなみに案内係の人がいるので、混雑や迷うことはないです。
私たちは室戸高岡を拠点にしてる幸進丸から仕入れたお店に並びました。

私たちの前にはすでに4人並んでいて、15〜20分ほど並び、いよいよ私たちの注文の番。
3人前(3本)注文、なんとお値段驚き1800円。2000円出してお釣りが来るという驚きの安さ。😳


手際よく3本捌き、最後に新子に欠かせない柑橘類『ぶしゅかん』の皮をたっぷりかけて完成!
ぶしゅかんとは、まろやかな酸味とフルーティーな香りを持つ酢みかんの一種で、高知県四万十市では毎年8月中旬から9月末が旬。新子にたっぷりかけていただくのが定番。

さらにぶしゅかんをたっぷり搾って、いざ実食!いただきます。


コレコレー!!身がぷりんぷりん。フルーティーで濃厚な旨みが最高!思わず瞳を閉じて味わいたくなる美味しさ。笑
旦那は『やっぱこれ食べんと高知の夏は終われん』って言いながら噛み締めてました。
ご飯も1パック200円で販売していたので2人で分け分けしながら、3人前高速でぺろりんちょ😋

今年も無事に美味しい新子をいただき、夏を終わることができそうです。
実は…
注文したときに『1本白いの(って言ってた)入れてもいい?新子の少し成長したやつ』と言われて、試してみることに。
写真右側が少し成長した新子『白いの』。

早速食べ比べしてみると、私も旦那も『え、こっちの方が好きなんやけど…w』
なんだろう新子よりもしっかりした歯応え、食べ応えがある感じ。2人で奪い合うように食べましたw
来年から注文するときは、『白いの』入れてもらおうね、という結論に至りました。
みなさんももしあれば『白いの』を食べてみてください🎵違いを楽しみながらいただけると思います🎵
大正市場|基本情報・アクセス・注意点
基本情報
- 所在地:〒789-1301高知県高岡郡中土佐町久礼6372−1
- 営業時間:10:00頃から15:00頃まで
- 定休日:水曜日(一部店舗は営業)
- 市場の特徴:
- 漁港直送の鮮魚や高知の旬の食材が並ぶ
- 地元民も訪れる活気ある市場
- 観光客向けにイートインや軽食が楽しめるお店も多数
アクセス&駐車場
気をつけポイント
大正市場周辺の観光・グルメスポット
大正市場でお腹を満たした後は、ぜひ周辺の観光スポットも巡ってみてください⛩️
ここでは、気軽に立ち寄れるおすすめのスポットを2箇所ご紹介します。
久礼八幡宮

久礼八幡宮は、漁師や農家が大漁や豊作の祈願に訪れる神社として知られています。勝負の神様としても有名で、試合や受験の前に祈願に訪れる方も多いです。
毎年、旧暦の8月14日から15日には、高知県の3大祭りのひとつ「久礼八幡宮秋季大祭」が開かれ、地元の活気あふれる雰囲気を体感できます。観光客も参拝でき、祭りの期間は屋台や神輿、伝統行事など見どころが満載です。
神社へは大正市場から徒歩1分。駐車場も整備されているので、日帰り旅行の途中に立ち寄るのにおすすめです。静かな境内でゆったり参拝したり、祭りの賑わいを楽しんだり、高知の文化を身近に感じられるスポットです。
道の駅なかとさ
大正市場から車で約15分の場所にある道の駅なかとさは、地元の新鮮な海産物や農産物を買えるだけでなく、観光客にも人気の休憩スポットです。
ここでは、旬の魚介の浜焼きやスイーツを楽しめます。特に海沿いならではの景色を眺めながらのんびり休憩できるので、日帰り旅行やドライブの途中にぴったり。
大正市場の後、道の駅なかとさに立ち寄るのが無言のルーティン。笑
『あ、あの人さっき大正市場で見た』って人を絶対に見かけます。
お土産コーナーも充実しており、高知ならではの調味料や加工品、限定グッズなどを購入可能。観光の合間に立ち寄って、高知の味や文化を気軽に体験できるスポットです。

高知の名産『味だし名人』は無添加で深みのあるお出汁がとれるので、ずっと使ってる大好きな1品。道の駅なかとさにもあったので、見つけたらぜひお土産に手に取ってみてくださいね🎵
ちなみに『岩本こむぎ店』のパンは本格的なずっしり系のパンなのに安くてむちゃくちゃ美味しいので絶対に買ってほしい!特に、パニーニとレーズンパンに練乳を挟んだパンが美味しかった!絶対にまた買う!
ひろめ市場で新子を食べ比べ

実はたまたま前日に行ったひろめ市場でチキン南蛮を頬張ってると『今から○○で新子を販売します』のアナウンスが。ここは1つ、明日の新子の食べ比べをしてみようと購入。

お値段なんと1人前1200円😳(大正市場の2倍の値段😳)
もちろんぶしゅかんをたっぷりかけていただきます。


お味はびっくり。身がブヨブヨ。一口噛むだけで鮮度の違いがわかる。いくら同じ県内でもこんなに違うのかと驚き。
翌日の大正市場の新子のおいしさをより一層感じることができました!ひろめ市場の新子のおかげで違いがわかる女になれたので食べてみてよかった。
やっぱり新子を食べるなら、大正市場!新子の時期はぜひ高知に遊びに行ってみてくださいね🐟
まとめ
今回は、高知の大正市場で幻の新子(シンコ)を堪能し、周辺の観光スポットやひろめ市場での食べ比べも体験してきました。
大正市場では鮮度抜群の新子を堪能でき、活気ある市場の雰囲気も楽しめます。周辺の久礼八幡宮や道の駅なかとさでは、地元の文化や絶景を気軽に体験できるので、日帰り旅行のコースとしてもおすすめです。
さらに、ひろめ市場での食べ比べをすれば、それぞれの市場の特色や味の違いも楽しめます。高知旅行で新子を味わうなら、ぜひこのルートを参考にして、旬の味覚と観光を満喫してください!
残念ながら2025年の新子の時期はもう終わってしまうのですが、気になる方は早急にスケジュールたててプチ旅行を楽しんでください🎵
ぜひぜひ2026年、新子の時期に大正市場に食べにきてくださいね!

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